2011年 11月 29日
初めての入院
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確か自分が小学校6年生の時と記憶しているが、校内の陸上競技大会が行われる冬の朝、当時、まだまだ足は速い方だったので、競技会を楽しみに家を出た。
家から数十メートルのところで線路の向こう側で友人が待っていた。
線路をまたぐ陸橋があったのだが、「おーい」と声をかけながら横着して線路を渡っていたら、すごい警笛が鳴って左側の目の前に汽車が迫っている!
ぎょへーっ!
焦りまくりでダッシュで渡りきり、そのままの勢いでフェンスに足をかけてイッキに飛び越えた。と同時に列車が「ゴォーっ」と通り過ぎた。
ギリギリ汽車にはねられることなく、なんとか命は助かったのだが、フェンスを飛び越えてそのまま左腕から落ちて、みると手首とひじの丁度真ん中で腕が外向けにきれいに曲がっている。
あらら、子供の目にも、骨が折れているのがわかって、「一旦、帰るわ」と言ったような記憶があって、かなり冷静に自分で歩いて、帰りはちゃんと陸橋を渡って帰った。
帰る途中で、長袖の服にどんどん血がにじんでくる。
ん?なぜ骨折で血が出るのか。そのときが初めての骨折だったが、子供なりにどう考えても腕の中で折れているはずなのに血はおかしい、とこれまた冷静に不思議がっていた。
すぐに親のクルマで隣町の接骨院に行き、でも朝早過ぎたので診察の時間まで、不自然に腕が曲がったまま普通に待合室で待った。今考えるとなんとものんきな感じ。
待っている間、私の腕をみて他の男性患者が「気持ち悪くなってきた」と外に出て行っていたのを見て、フン、情けないな、と感じたのを覚えている。
血が出ていたのは、どうやらあまりにポッキリと折れて骨が少しだけ皮膚を突き破っていたようで、でも診察時には、それまでガサガサ動いていたせいか、血に染まった袖を切り開いた時は、骨は腕の中に収まっていた。
麻酔してまっすぐに伸ばしてもらい傷口は縫合して、一応念のために二日ほど入院となった。
初めての入院。親がどんな様子で付き添ってくれたかは全く覚えていないが、父親の仕事関係の人がお見舞いにきてくれたシーンだけは覚えている。付き添いはいなくて一人ベッドで寝ていると、不意に知らないおじさんが見舞いに来て、なぜかすごく情けない気持ちになって、せっかく見舞いにきてくれているのに横になったまま相手に背中を向けて壁に向かってベソをかいていた。
この一連のケガについては、こんな感じでかなり詳しく記憶に残っていて、自分のなかでは大きな経験となった。
長くなるので詳細は省くが、社会人になってからも鼻の骨を折って入院したこともあって、このときは、初めてドラマで見るような手術台に乗って、治療はすんごく苦しかったけどそれはそれで貴重な経験となった。
ラグビーの試合などで(に限らず)、ケガするたびにその瞬間「やってもーた、しまった、こうしておけばよかった…」といろんな後悔が頭をよぎる。
でも、そうやっていろいろ経験したおかげで、比較的ケガ慣れして都度受ける心理的なダメージは小さくなっている。
思わぬところで、身内が入院、手術。本人家族ともどもこれも一つ一つが経験と思い、ケアも含めて今後の糧にするしかない。
家から数十メートルのところで線路の向こう側で友人が待っていた。
線路をまたぐ陸橋があったのだが、「おーい」と声をかけながら横着して線路を渡っていたら、すごい警笛が鳴って左側の目の前に汽車が迫っている!
ぎょへーっ!
焦りまくりでダッシュで渡りきり、そのままの勢いでフェンスに足をかけてイッキに飛び越えた。と同時に列車が「ゴォーっ」と通り過ぎた。
ギリギリ汽車にはねられることなく、なんとか命は助かったのだが、フェンスを飛び越えてそのまま左腕から落ちて、みると手首とひじの丁度真ん中で腕が外向けにきれいに曲がっている。
あらら、子供の目にも、骨が折れているのがわかって、「一旦、帰るわ」と言ったような記憶があって、かなり冷静に自分で歩いて、帰りはちゃんと陸橋を渡って帰った。
帰る途中で、長袖の服にどんどん血がにじんでくる。
ん?なぜ骨折で血が出るのか。そのときが初めての骨折だったが、子供なりにどう考えても腕の中で折れているはずなのに血はおかしい、とこれまた冷静に不思議がっていた。
すぐに親のクルマで隣町の接骨院に行き、でも朝早過ぎたので診察の時間まで、不自然に腕が曲がったまま普通に待合室で待った。今考えるとなんとものんきな感じ。
待っている間、私の腕をみて他の男性患者が「気持ち悪くなってきた」と外に出て行っていたのを見て、フン、情けないな、と感じたのを覚えている。
血が出ていたのは、どうやらあまりにポッキリと折れて骨が少しだけ皮膚を突き破っていたようで、でも診察時には、それまでガサガサ動いていたせいか、血に染まった袖を切り開いた時は、骨は腕の中に収まっていた。
麻酔してまっすぐに伸ばしてもらい傷口は縫合して、一応念のために二日ほど入院となった。
初めての入院。親がどんな様子で付き添ってくれたかは全く覚えていないが、父親の仕事関係の人がお見舞いにきてくれたシーンだけは覚えている。付き添いはいなくて一人ベッドで寝ていると、不意に知らないおじさんが見舞いに来て、なぜかすごく情けない気持ちになって、せっかく見舞いにきてくれているのに横になったまま相手に背中を向けて壁に向かってベソをかいていた。
この一連のケガについては、こんな感じでかなり詳しく記憶に残っていて、自分のなかでは大きな経験となった。
長くなるので詳細は省くが、社会人になってからも鼻の骨を折って入院したこともあって、このときは、初めてドラマで見るような手術台に乗って、治療はすんごく苦しかったけどそれはそれで貴重な経験となった。
ラグビーの試合などで(に限らず)、ケガするたびにその瞬間「やってもーた、しまった、こうしておけばよかった…」といろんな後悔が頭をよぎる。
でも、そうやっていろいろ経験したおかげで、比較的ケガ慣れして都度受ける心理的なダメージは小さくなっている。
思わぬところで、身内が入院、手術。本人家族ともどもこれも一つ一つが経験と思い、ケアも含めて今後の糧にするしかない。
by ozin05
| 2011-11-29 16:30
| 日記