2006年 02月 12日
「お待ちどうさま」の考察
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いや~今日のラグビー日本選手権、トヨタvs早稲田は本当に興奮した。
こんなにもドキドキしたのは久しぶりだ。やっぱりラグビーはおもしろい。
ところで話は全然ラグビーとは関係ないのだが、先日の日記で、持ち帰りのお弁当屋さんでしばし待たされた後に、若い男性店員に「お待ちどうさま」と言われとても違和感を感じた事を書いた。(これ)
しかしなんで違和感を感じたのか、「お待ちどうさま」と「お待たせしました」は何が違うのか、改めて考えてみた。
題して 「『お待ちどうさま』の考察」
ちなみにここでは彼氏彼女や夫婦という関係ではなく、商売における店員とお客様の間での「お待ちどうさま」について考える。
※以下、すべて私の主観ですからね。
行きつけの大衆食堂で、心安いおばちゃんが「はい、お待ちどうさん」というのはアリだと思う。とても馴染む。「お待たせしました」よりも「お待ちどうさん」でないといけないくらいだ。
そのおばちゃんの娘(自分より年下・以前から顔は知っててなかなか器量がよい)が、お店の手伝いにきてて、で、注文した親子丼を運んできたときに「ハイ、お待ちどうさま」・・・これもアリだと思う。
ではその娘さんと同い年の子がお店の手伝いでアルバイトに来た。初めて見るその子はどうか・・・。私としては「お待たせしました」なんだと思う。
そうやって考えると、店員と顧客との心理的な「距離感」みたいなのが「お待ちどうさま」が馴染むかどうかの判断要素だといえる。その距離が少しでも離れているようなら、「お待たせしました」が自然だ。
やはり「お待ちどうさま」より「お待たせしました」がより丁寧という事か。
更にいくつか具体的事例で考えてみる。
例えば、マクドナルドの店員が、
「ハンバーガーとポテトのお客様ぁ!お待ちどうさまぁ!」 だとおかしい。
これはやはり、その店員と「初めて」会うという距離感と、それとマクドの場合は、客側の意識も「ここならきちんとした 応対が当たり前」という、そんな先入観も手伝っているのかもしれない。
例えば、百貨店で洋服を買う。レジは売り場から少し離れているためにきれいな店員さんは「少々お待ちくださいませ」と精算に行く。その上品ないい感じの店員さんが戻ってきて
「お待ちどうさま」
はやっぱりおかしい。彼女みたいだ。これもやはり百貨店というそのシチュエーションからくる丁寧さへの期待と、あとそんな店員さんに対して最初から自分でつくっている距離感が「お待たせしました」になるのではないか。
やっぱりきちんとして丁寧なのは「お待たせしました」だといえる。
じゃ逆に「お待ちどうさま」の方がいい、というときはどうか。
例えばキャバクラ。
初めていく店だが事前にその店のホームページで調べたお目当ての嬢を指名する。他の接客もあって少し待たされたが、期待通りのベッピンさんだ。やってきて彼女が「お待ちどうさまぁ」はアリだ。弁当屋同様少し待たされてしかも初対面でも大アリだと思う。これはやはり顧客もお店も最初から距離を縮めることでどちらもうまくいく。逆にそうしないとよくない。だから「お待ちどうさま」がいいのだろう。
それと先述の大衆食堂のおばちゃんも、「お待たせしました」より「お待ちどうさん」のほうがしっくりくる。
ただし、このおばちゃんの場合は単なる距離感だけではなくて、初対面の人でも「お待ちどうさん」が許せる何かがある。芯の太さとか頼りがいとか、あるいは母性、はたまた人間性といったところからくる「お待ちどうさん」。
つまり「お待ちどうさま(さん)」はとても親密で温かみのあるいい言葉だが、相手との関係や使う人のキャラクター、もっといえば人間性などによって、その言葉が生きてくるときと却ってマイナスになってしまう場合があるといえる。使いこなすにはそれなりの年齢や経験を重ねたにじみ出るものがあってこその言葉といえるのではないか。
こうやって考えると、お弁当屋さんの若いおにーちゃんが、「お待ちどうさま」といって違和感を感じたことも納得がいく。顧客との距離感・人間関係はもとより、若さとか性別とかその人のタイプとかそういった要素が今回は「お待ちどうさま」にはハマらなかったのだ。
ほかに「まいどおおきに」などもそんな類の言葉になるのではないか。
・・・私はいったい一生懸命なにを書いているんだろう。
まぁいいか。
でも、初対面の相手でもフツーに「お待ちどうさま」や「まいどおおきに」を使いこなせるキャラクターっていいと思う。
こんなにもドキドキしたのは久しぶりだ。やっぱりラグビーはおもしろい。
ところで話は全然ラグビーとは関係ないのだが、先日の日記で、持ち帰りのお弁当屋さんでしばし待たされた後に、若い男性店員に「お待ちどうさま」と言われとても違和感を感じた事を書いた。(これ)
しかしなんで違和感を感じたのか、「お待ちどうさま」と「お待たせしました」は何が違うのか、改めて考えてみた。
題して 「『お待ちどうさま』の考察」
ちなみにここでは彼氏彼女や夫婦という関係ではなく、商売における店員とお客様の間での「お待ちどうさま」について考える。
※以下、すべて私の主観ですからね。
行きつけの大衆食堂で、心安いおばちゃんが「はい、お待ちどうさん」というのはアリだと思う。とても馴染む。「お待たせしました」よりも「お待ちどうさん」でないといけないくらいだ。
そのおばちゃんの娘(自分より年下・以前から顔は知っててなかなか器量がよい)が、お店の手伝いにきてて、で、注文した親子丼を運んできたときに「ハイ、お待ちどうさま」・・・これもアリだと思う。
ではその娘さんと同い年の子がお店の手伝いでアルバイトに来た。初めて見るその子はどうか・・・。私としては「お待たせしました」なんだと思う。
そうやって考えると、店員と顧客との心理的な「距離感」みたいなのが「お待ちどうさま」が馴染むかどうかの判断要素だといえる。その距離が少しでも離れているようなら、「お待たせしました」が自然だ。
やはり「お待ちどうさま」より「お待たせしました」がより丁寧という事か。
更にいくつか具体的事例で考えてみる。
例えば、マクドナルドの店員が、
「ハンバーガーとポテトのお客様ぁ!お待ちどうさまぁ!」 だとおかしい。
これはやはり、その店員と「初めて」会うという距離感と、それとマクドの場合は、客側の意識も「ここならきちんとした 応対が当たり前」という、そんな先入観も手伝っているのかもしれない。
例えば、百貨店で洋服を買う。レジは売り場から少し離れているためにきれいな店員さんは「少々お待ちくださいませ」と精算に行く。その上品ないい感じの店員さんが戻ってきて
「お待ちどうさま」
はやっぱりおかしい。彼女みたいだ。これもやはり百貨店というそのシチュエーションからくる丁寧さへの期待と、あとそんな店員さんに対して最初から自分でつくっている距離感が「お待たせしました」になるのではないか。
やっぱりきちんとして丁寧なのは「お待たせしました」だといえる。
じゃ逆に「お待ちどうさま」の方がいい、というときはどうか。
例えばキャバクラ。
初めていく店だが事前にその店のホームページで調べたお目当ての嬢を指名する。他の接客もあって少し待たされたが、期待通りのベッピンさんだ。やってきて彼女が「お待ちどうさまぁ」はアリだ。弁当屋同様少し待たされてしかも初対面でも大アリだと思う。これはやはり顧客もお店も最初から距離を縮めることでどちらもうまくいく。逆にそうしないとよくない。だから「お待ちどうさま」がいいのだろう。
それと先述の大衆食堂のおばちゃんも、「お待たせしました」より「お待ちどうさん」のほうがしっくりくる。
ただし、このおばちゃんの場合は単なる距離感だけではなくて、初対面の人でも「お待ちどうさん」が許せる何かがある。芯の太さとか頼りがいとか、あるいは母性、はたまた人間性といったところからくる「お待ちどうさん」。
つまり「お待ちどうさま(さん)」はとても親密で温かみのあるいい言葉だが、相手との関係や使う人のキャラクター、もっといえば人間性などによって、その言葉が生きてくるときと却ってマイナスになってしまう場合があるといえる。使いこなすにはそれなりの年齢や経験を重ねたにじみ出るものがあってこその言葉といえるのではないか。
こうやって考えると、お弁当屋さんの若いおにーちゃんが、「お待ちどうさま」といって違和感を感じたことも納得がいく。顧客との距離感・人間関係はもとより、若さとか性別とかその人のタイプとかそういった要素が今回は「お待ちどうさま」にはハマらなかったのだ。
ほかに「まいどおおきに」などもそんな類の言葉になるのではないか。
・・・私はいったい一生懸命なにを書いているんだろう。
まぁいいか。
でも、初対面の相手でもフツーに「お待ちどうさま」や「まいどおおきに」を使いこなせるキャラクターっていいと思う。
by ozin05
| 2006-02-12 22:11
| 日記