2007年 04月 05日
選挙
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イベントの事務作業に追われて、ブログ更新もやや停滞気味。
統一地方選挙の投票日を週末に控え、選挙カーからの叫び声も一段とデカくなってきたように思うこの頃、初めて選挙の集会なるものに行ってきた。
業務上、政治的には中立でなくてはならず、それを理由に選挙には、いっさい関わったことがなかった。投票は、そりゃ有権者の義務としてきちんと投じるべきだと思っているが、それはあくまで各人が自分の考えで投票すればそれでええやん、みたいな考えがあって、他人に「この人よろしく」と勧めるところまで関わったことがない。その手の集会にも行ったことがなかった。
自分の利権が絡んでくる人が、熱心に選挙するのは(良い悪いは別として)とてもわかりやすいが、そうでない人も一生懸命選挙運動しているのは、これまではどうも理解できなかった。
ただ最近は、少し考えも変わってきて、仕事でお世話になったことのある方が、政治家を目指して現在浪人中。このお人、よその選挙区の人だが、ものすごく優秀で本当に一生懸命考えて行動している。この人には、必ずきちんとした活躍できる場を確保しなければならない、と思わせる人で、そんなお方を見ていると、自分の利権関係なしに応援する、というのもあり得ると思うようになってきた。
で、今回の県議選。候補者は思いっきり地元の人。後援会青年部のメンバーが、地元の祭りを一緒にやっている友人知人。昨年、祭りの長をやってみんなにはすごくお世話になったし、そんな彼らからの頼みとあらば、自分の考えで投票すればそれで…なんて主張もしているわけにもいかない。それに自宅に帰れば、中立どうのこうのは関係ないし。
ということで、集会への参加のお声がかかったので、近所の会館に行った。
そこそこの広さだが、ほぼ満席。年齢層はかなり高い。
演台のマイクには、後援会長さん、急遽駆けつけた国会議員さん、候補者、後援副会長さんの順で立ち、それぞれのエネルギッシュなしゃべりを聞かせてもらった。
国会議員さんは、上手に会場の笑いなどを取って選挙演説らしからぬ出だしだったが、途中からは、私にとってはあまり興味の惹かれない話で少し居眠りしてしまった。
候補者は、しゃべりにやや滑らかさが欠ける印象があるが、シンプルにやりたいこと、やってきたことをわかりやすく説明して、またあわせて本人さんの誠実さなどもしっかり伝わった。(しかし、お前は誰やねん)
会の一番最後の締めくくりには、後援会青年部がずらりと登場。祭り関係の友人や、あるいは中学の同級生など知り合いだらけの顔ぶれ。やはり同級生の青年部長さんが、意外に上手にしゃべって「へぇ、たいしたもんやなぁ」と感心している中、みんなで「ガンバローっ!」
今回話を聞かせてもらった中で一番良かったのは、首長経験もある後援副会長さんのご挨拶。原稿などはまったく持たずに、先にしゃべった人の内容を取り入れながら理路整然とわかりやすく、かつメリハリが利いて、落ち着いたトーンでありながらどんどん聞く側のテンションをあげてくる。「うまい」と思ってしまった。
かなり前に、熱心に選挙をやっていた人から「選挙事務所って、いろんな欲望がうごめいている場所やで」と聞かされたことがあるが、今回は演説会なので、お話を聞くだけ。あまりそんな印象はなく、政治家の役割や仕事ぶりの一端を垣間見た気がした。
でも、よくよく考えてみると、応援しているいないにかかわらず、しっかり人を選ぶためには、こんな場にも行って候補者の考えなどをちゃんと聞いておかねばならないのかもしれない。
これまでは正直、やや抵抗のあった選挙活動。頼まれて行った演説会であったが、おなかに力の入ったみなさんの話しぶりがとても勉強になって、結構おもしろかった。(おもしろがってどうする。)
皆さん、選挙に行きましょー。
統一地方選挙の投票日を週末に控え、選挙カーからの叫び声も一段とデカくなってきたように思うこの頃、初めて選挙の集会なるものに行ってきた。
業務上、政治的には中立でなくてはならず、それを理由に選挙には、いっさい関わったことがなかった。投票は、そりゃ有権者の義務としてきちんと投じるべきだと思っているが、それはあくまで各人が自分の考えで投票すればそれでええやん、みたいな考えがあって、他人に「この人よろしく」と勧めるところまで関わったことがない。その手の集会にも行ったことがなかった。
自分の利権が絡んでくる人が、熱心に選挙するのは(良い悪いは別として)とてもわかりやすいが、そうでない人も一生懸命選挙運動しているのは、これまではどうも理解できなかった。
ただ最近は、少し考えも変わってきて、仕事でお世話になったことのある方が、政治家を目指して現在浪人中。このお人、よその選挙区の人だが、ものすごく優秀で本当に一生懸命考えて行動している。この人には、必ずきちんとした活躍できる場を確保しなければならない、と思わせる人で、そんなお方を見ていると、自分の利権関係なしに応援する、というのもあり得ると思うようになってきた。
で、今回の県議選。候補者は思いっきり地元の人。後援会青年部のメンバーが、地元の祭りを一緒にやっている友人知人。昨年、祭りの長をやってみんなにはすごくお世話になったし、そんな彼らからの頼みとあらば、自分の考えで投票すればそれで…なんて主張もしているわけにもいかない。それに自宅に帰れば、中立どうのこうのは関係ないし。
ということで、集会への参加のお声がかかったので、近所の会館に行った。
そこそこの広さだが、ほぼ満席。年齢層はかなり高い。
演台のマイクには、後援会長さん、急遽駆けつけた国会議員さん、候補者、後援副会長さんの順で立ち、それぞれのエネルギッシュなしゃべりを聞かせてもらった。
国会議員さんは、上手に会場の笑いなどを取って選挙演説らしからぬ出だしだったが、途中からは、私にとってはあまり興味の惹かれない話で少し居眠りしてしまった。
候補者は、しゃべりにやや滑らかさが欠ける印象があるが、シンプルにやりたいこと、やってきたことをわかりやすく説明して、またあわせて本人さんの誠実さなどもしっかり伝わった。(しかし、お前は誰やねん)
会の一番最後の締めくくりには、後援会青年部がずらりと登場。祭り関係の友人や、あるいは中学の同級生など知り合いだらけの顔ぶれ。やはり同級生の青年部長さんが、意外に上手にしゃべって「へぇ、たいしたもんやなぁ」と感心している中、みんなで「ガンバローっ!」
今回話を聞かせてもらった中で一番良かったのは、首長経験もある後援副会長さんのご挨拶。原稿などはまったく持たずに、先にしゃべった人の内容を取り入れながら理路整然とわかりやすく、かつメリハリが利いて、落ち着いたトーンでありながらどんどん聞く側のテンションをあげてくる。「うまい」と思ってしまった。
かなり前に、熱心に選挙をやっていた人から「選挙事務所って、いろんな欲望がうごめいている場所やで」と聞かされたことがあるが、今回は演説会なので、お話を聞くだけ。あまりそんな印象はなく、政治家の役割や仕事ぶりの一端を垣間見た気がした。
でも、よくよく考えてみると、応援しているいないにかかわらず、しっかり人を選ぶためには、こんな場にも行って候補者の考えなどをちゃんと聞いておかねばならないのかもしれない。
これまでは正直、やや抵抗のあった選挙活動。頼まれて行った演説会であったが、おなかに力の入ったみなさんの話しぶりがとても勉強になって、結構おもしろかった。(おもしろがってどうする。)
皆さん、選挙に行きましょー。
by ozin05
| 2007-04-05 22:48
| 日記