2007年 12月 19日
肉うどん
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小さい頃、隣の隣の町に住む祖母の家に遊びに行ったとき、いつもうどんの出前をとってくれた。何が欲しいかと聞かれて頼むのは、決まって肉うどん。
我が家はそんなに貧しい家ではなかったが、日頃肉うどんなんて食べる機会が無くて、肉が入っているというだけで、私にとってはすごいごちそうだった。だから、せっかくおばーちゃんがごちそうしてくれるのだから、と気が大きくなってかどうかその辺の記憶は定かでないが、とにかく贅沢な気分に浸りながら食べる肉うどんは最高においしくて、うれしかった。
そんなんで、未だに「肉うどん」という言葉には、私の中ではなんともいえない甘美で贅沢な響きがある。
そういや、その出前をしてくれるうどん屋さんは、運んできた木製のおかもちを、いつも持って帰らずにそのまま玄関先に置いていっていた。うどんを全部食べ終わった私は、玄関に行ってはおかもちにしみ込んだうどん出汁の香りをいつまでも楽しんでいて、今考えるとなんだかすごくビンボーくさいけど、それはそれで懐かしい思い出だ。
先日立ち寄ったうどん屋さんで、きつねうどんを食べながら、他人が頼んだ「肉うどんっ」の言葉を聞いて、ふとそんなことを思い出した。
我が家はそんなに貧しい家ではなかったが、日頃肉うどんなんて食べる機会が無くて、肉が入っているというだけで、私にとってはすごいごちそうだった。だから、せっかくおばーちゃんがごちそうしてくれるのだから、と気が大きくなってかどうかその辺の記憶は定かでないが、とにかく贅沢な気分に浸りながら食べる肉うどんは最高においしくて、うれしかった。
そんなんで、未だに「肉うどん」という言葉には、私の中ではなんともいえない甘美で贅沢な響きがある。
そういや、その出前をしてくれるうどん屋さんは、運んできた木製のおかもちを、いつも持って帰らずにそのまま玄関先に置いていっていた。うどんを全部食べ終わった私は、玄関に行ってはおかもちにしみ込んだうどん出汁の香りをいつまでも楽しんでいて、今考えるとなんだかすごくビンボーくさいけど、それはそれで懐かしい思い出だ。
先日立ち寄ったうどん屋さんで、きつねうどんを食べながら、他人が頼んだ「肉うどんっ」の言葉を聞いて、ふとそんなことを思い出した。
by ozin05
| 2007-12-19 22:53
| 日記