2008年 06月 15日
濃い土曜日
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土曜日の朝、5時半起床でジュニアの遠征。
三重県熊野市での交流会に参加した。
担当する中学年は、1勝1敗。大差で負けて、負け同士の3位決定戦では、大差で勝利。相手が弱いとすごくいいプレーも出るが、強いと全くいいところなしになってしまう。力の差以上に気持ちかなぁ、と思いつつその気分を盛り上げ方の難しさを感じる。
そういや、現場の駐車場に到着したとき、つけていたラジオで岩手・宮城内陸地震の緊急地震速報を聞いた。不意に聞かされると、やっぱり緊張感が走るもんだ。
帰ってきてから夕刻、風もないし穏やかだったので、海へ。
ここんところFくろが、かなりイイ、との情報もあって行ってみるが、先着の人が数人いたのでGしまへ。
ひと通りセットしてから、おやつを食べながらのんびりしていると、散歩がてらのおっちゃんが話しかけてきていろいろと情報交換。
知人が前日、ここで魚に3度ほどアジを持っていかれた話をすると、そのおっちゃんもGしまでイカ釣りしていてヒラメを釣ったことがあるらしい。あと、うつぼはよくあるが、他の人の話として、ハモ、エイ、スズキ、チヌ(しかも60センチを越えるサイズだったとか)などなど、活き餌だけにいろんな魚が食いついてくるんだとか。
そんな話でひとしきり盛り上がって、「まぁ頑張ってー」とおっちゃんも帰って、すっかり暗くなった頃に、「ギュイィィーーン!」と激しいアタリ。明らかにイカじゃない激しさ。あまりに激しく引っ張られてリールがバックラッシュを起こし、テグスがもつれた。で、もう一回、「グン」と引っ張られてプッツリ切れた。
間違いなく魚の仕業だが、しかしそれにしても激しい引っ張り方。
で、今度はアジを縛るだけでなくて、針をつかった仕掛けで投げておいた。
1時間ほどしたら、また「チ゛ュイィィーーンンンっ!」とアタリ。今度は、ドラグをちょっときつい目にしていたし、トラブルなく糸が出て行く。ただ、そのままだとあっという間にテグスが出尽くしてしまいそうなので、ドラグを締めたが、やっぱりギューギュー引っ張っていく。
もう一本、別に出していた竿と絡んでしまうとややこしいので、取りあえずそっちは巻いておこうと思い、釣れていない方の竿を持つと、リールのテグスがすっかりなくなっている。
あれ?
そういやこのリール、最近調子悪くて、ドラグの音が鳴らなくなっていた。知らん間にアタリがあったようで、慌てて引き寄せる。こっちは、明らかにイカの引き。
2本の竿、同時かよ。
本日、狙いに来たのはイカなので、当然、優先順位はこちらだ。
一旦、魚の方はほっといて、すぐにヤエンとギャフを用意。いい感じで引き寄せて、なんなくアオリをゲットした。最近、ほぼ100%で確保できている。打率は急上昇中。絶好調!
イカをゲットしてから、今度は大急ぎで正体不明の魚の竿。
針を使っているし、かなり強く引っ張っても外れる様子がなく、相当な重さを感じる。こうなったら、どんな魚が食いついているのかすごく気になる。ヒラメやチヌだったらと、そんな期待に久しぶりに股間もふくらむっちゅうねん。
ラインブレイクだけに注意しながら、かなり慎重にやり取りした。
ちょっとずつ寄ってくるが、魚が引くときの小刻みな感触はまったくなくて、なんだかイカのようにときどきググーと引っ張る。でもハンパじゃない重さで、もしかして4キロに届く大物のイカだったりして…などとどんどん妄想と期待と股間が(もうエエってか)が膨らんでくる。
一応、念のためにヤエンも入れたりして、ゆっくりゆっくり引き寄せる。
冷静に書いているが実は、身体はすっかり汗だく。
海面をヘッドライトで照らしながら寄せてきて、やっと姿が見えた!
ん? 海面に見えた姿は、細ーいながーい魚。大きなサンマみたいな感じだが、異様に大きく、身体をウネウネさせている。
とんがった大きな口には、トゲトゲした鋭い歯がびっしり並んで見るからに凶暴そう。
恐る恐る引き上げると、1メートル以上の長さで、太さも女の人の腕ぐらい。アジは丸のみされていた。
キャー。
釣り好きの先輩に写メール送って見てもらったが、よくわからんので近くで釣りをしている人に聞いてみろ、とアドバイスをいただく。
少し離れたところにおじさん二人組みの釣り人がいた。正体不明の魚が息絶えて動かなくなったところを見計らって、ギャフに引っ掛けてひこずっていくが、なんと重たいこと。
どうにかこうにか運んでいって見てもらったところ、
「ダツやな」
実は、私はそんなに魚に詳しいわけではなく、聞いた事がない名前。
「食べれるんですか?」
お二人とも半笑いで、
「食べれんこともないんやろうけど、食べたことないなぁ」
なるほど。そんな魚か。
お二人は、「しかし、こんな大きなダツあるんやなぁ」とか「よう(釣り)上げたなぁ」とか、感心しきりの様子だった。
お礼を言って、またひこずりながらもとの場所に戻り、しばし気持ち悪いダツを眺めつつ、話のネタとこどもの土産に持って帰ろうかとも考えたが、重くてとてもできそうにない。結局、岩場の波打ち際に放置。無益な殺生をしてしまった。
帰宅してそんな話をすると、下の娘は「ええー?見たかったー!なんで持って帰ってきてくれんのー」と案の定、大ブーイング。
「でも、ギャフ2本分の長さやで」
というと、
「え、そんなにも?」
さすが、私のイカ釣りの助手を務めるだけあって、それだけでだいたいの大きさをイメージできたらしい。
ちなみに、実際に現場でギャフで計ってみたら、ぴったり2本分。1.2メートルになる。
そんなこんなですっかり汗だくになって、充実はしていたがかなり疲れて帰宅の途についた。まぁでもエエ思い出とブログネタができたわな、と帰宅後ビールで晩酌。 カンパーイ
ちなみにイカのサイズは1.4kg。まぁまぁのサイズですな。
三重県熊野市での交流会に参加した。
担当する中学年は、1勝1敗。大差で負けて、負け同士の3位決定戦では、大差で勝利。相手が弱いとすごくいいプレーも出るが、強いと全くいいところなしになってしまう。力の差以上に気持ちかなぁ、と思いつつその気分を盛り上げ方の難しさを感じる。
そういや、現場の駐車場に到着したとき、つけていたラジオで岩手・宮城内陸地震の緊急地震速報を聞いた。不意に聞かされると、やっぱり緊張感が走るもんだ。
帰ってきてから夕刻、風もないし穏やかだったので、海へ。
ここんところFくろが、かなりイイ、との情報もあって行ってみるが、先着の人が数人いたのでGしまへ。
ひと通りセットしてから、おやつを食べながらのんびりしていると、散歩がてらのおっちゃんが話しかけてきていろいろと情報交換。
知人が前日、ここで魚に3度ほどアジを持っていかれた話をすると、そのおっちゃんもGしまでイカ釣りしていてヒラメを釣ったことがあるらしい。あと、うつぼはよくあるが、他の人の話として、ハモ、エイ、スズキ、チヌ(しかも60センチを越えるサイズだったとか)などなど、活き餌だけにいろんな魚が食いついてくるんだとか。
そんな話でひとしきり盛り上がって、「まぁ頑張ってー」とおっちゃんも帰って、すっかり暗くなった頃に、「ギュイィィーーン!」と激しいアタリ。明らかにイカじゃない激しさ。あまりに激しく引っ張られてリールがバックラッシュを起こし、テグスがもつれた。で、もう一回、「グン」と引っ張られてプッツリ切れた。
間違いなく魚の仕業だが、しかしそれにしても激しい引っ張り方。
で、今度はアジを縛るだけでなくて、針をつかった仕掛けで投げておいた。
1時間ほどしたら、また「チ゛ュイィィーーンンンっ!」とアタリ。今度は、ドラグをちょっときつい目にしていたし、トラブルなく糸が出て行く。ただ、そのままだとあっという間にテグスが出尽くしてしまいそうなので、ドラグを締めたが、やっぱりギューギュー引っ張っていく。
もう一本、別に出していた竿と絡んでしまうとややこしいので、取りあえずそっちは巻いておこうと思い、釣れていない方の竿を持つと、リールのテグスがすっかりなくなっている。
あれ?
そういやこのリール、最近調子悪くて、ドラグの音が鳴らなくなっていた。知らん間にアタリがあったようで、慌てて引き寄せる。こっちは、明らかにイカの引き。
2本の竿、同時かよ。
本日、狙いに来たのはイカなので、当然、優先順位はこちらだ。
一旦、魚の方はほっといて、すぐにヤエンとギャフを用意。いい感じで引き寄せて、なんなくアオリをゲットした。
イカをゲットしてから、今度は大急ぎで正体不明の魚の竿。
針を使っているし、かなり強く引っ張っても外れる様子がなく、相当な重さを感じる。こうなったら、どんな魚が食いついているのかすごく気になる。ヒラメやチヌだったらと、そんな期待に久しぶりに股間もふくらむっちゅうねん。
ラインブレイクだけに注意しながら、かなり慎重にやり取りした。
ちょっとずつ寄ってくるが、魚が引くときの小刻みな感触はまったくなくて、なんだかイカのようにときどきググーと引っ張る。でもハンパじゃない重さで、もしかして4キロに届く大物のイカだったりして…などとどんどん妄想と期待と股間が(もうエエってか)が膨らんでくる。
一応、念のためにヤエンも入れたりして、ゆっくりゆっくり引き寄せる。
冷静に書いているが実は、身体はすっかり汗だく。
海面をヘッドライトで照らしながら寄せてきて、やっと姿が見えた!
ん? 海面に見えた姿は、細ーいながーい魚。大きなサンマみたいな感じだが、異様に大きく、身体をウネウネさせている。
とんがった大きな口には、トゲトゲした鋭い歯がびっしり並んで見るからに凶暴そう。
恐る恐る引き上げると、1メートル以上の長さで、太さも女の人の腕ぐらい。アジは丸のみされていた。
釣り好きの先輩に写メール送って見てもらったが、よくわからんので近くで釣りをしている人に聞いてみろ、とアドバイスをいただく。
少し離れたところにおじさん二人組みの釣り人がいた。正体不明の魚が息絶えて動かなくなったところを見計らって、ギャフに引っ掛けてひこずっていくが、なんと重たいこと。
どうにかこうにか運んでいって見てもらったところ、
「ダツやな」
実は、私はそんなに魚に詳しいわけではなく、聞いた事がない名前。
「食べれるんですか?」
お二人とも半笑いで、
「食べれんこともないんやろうけど、食べたことないなぁ」
なるほど。そんな魚か。
お二人は、「しかし、こんな大きなダツあるんやなぁ」とか「よう(釣り)上げたなぁ」とか、感心しきりの様子だった。
お礼を言って、またひこずりながらもとの場所に戻り、しばし気持ち悪いダツを眺めつつ、話のネタとこどもの土産に持って帰ろうかとも考えたが、重くてとてもできそうにない。結局、岩場の波打ち際に放置。無益な殺生をしてしまった。
帰宅してそんな話をすると、下の娘は「ええー?見たかったー!なんで持って帰ってきてくれんのー」と案の定、大ブーイング。
「でも、ギャフ2本分の長さやで」
というと、
「え、そんなにも?」
さすが、私のイカ釣りの助手を務めるだけあって、それだけでだいたいの大きさをイメージできたらしい。
ちなみに、実際に現場でギャフで計ってみたら、ぴったり2本分。1.2メートルになる。
そんなこんなですっかり汗だくになって、充実はしていたがかなり疲れて帰宅の途についた。まぁでもエエ思い出とブログネタができたわな、と帰宅後ビールで晩酌。 カンパーイ
by ozin05
| 2008-06-15 12:03
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